日本酒は様々な割り方ができ、割って飲むことで日本酒の楽しみ方が広がります。
飲みやすさも増すので、日本酒初心者にもおすすめです。
この記事では、基本の割り方から意外なアレンジまで、日本酒の魅力を最大限に引き出す割り方を多数ご紹介します。
- 白鶴酒造オンライン編集部
白鶴酒造が運営する「白鶴オンラインショップ」の編集部。
メンバーは研究開発と商品開発を経験した2名で構成。
開発担当時に得た知識を活かして、日本酒のちょっとした知識や楽しみ方、季節にまつわる情報をご紹介します。
「日本酒に興味はあるけれど、なんだか難しい~!」という声を少しでもなくすべく、分かりやすい情報を発信していきます!
日本酒の割り方について解説!日本酒を割るメリットとは?
日本酒は割り方を工夫することでさまざまな楽しみ方ができるのですが、日本酒を割って飲むという概念がなかった人も多いでしょう。
今まで日本酒を割って飲んだことがない人でも、日本酒を割ることのメリットを知れば日本酒の割り方に興味が湧くのではないでしょうか。
まず最初に、日本酒を割って飲むことの利点をいくつかご紹介します。
アルコール度数が下がる
第一に、日本酒を割ることでアルコール度数を下げることができます。
日本酒は比較的アルコール度数の高いお酒なので酔いやすいお酒というイメージを持っている人も多いようですが、割って飲むことで酔いの回りが穏やかになるので悪酔いしづらく、長時間お酒を楽しむことができます。
また、お酒があまり強くない人でも濃さをコントロールできるというメリットもあります。
飲みやすくなる
第二に、日本酒は割ることで飲みやすさが増します。
口あたりがマイルドになったり喉ごしがよくなったりするのに加え、日本酒特有の香りも和らぎます。
そのため、日本酒初心者でも抵抗なく飲むことができるようになるでしょう。
また、ジュースなどの甘い割りもので割れば、甘いお酒しか飲めない人でも日本酒を楽しむことができ、日本酒のうまみに触れることができます。
バリエーションが増える
日本酒の割り方を工夫することで飲み方のバリエーションが増えるというメリットもあります。
割りものや割り方の組み合わせによってアレンジのしかたは無限大です。
一言に日本酒と言っても、気分やシチュエーションに合わせて味を変えることができ、楽しみ方の幅が広がります。
また、お湯などで割ることによって、楽しめる温度帯のバリエーションも増え、温めても美味しいという日本酒の魅力が発揮されます。
日本酒の味わいを活かした基本の割り方
まずは日本酒のベーシックな割り方をご紹介します。
日本酒本来の良さを活かしつつ飲みやすさが増すので、日本酒のもつ香りや味わいを存分に楽しみたい人にもおすすめの割り方です。
水割り
日本酒を水で割ることですっきりと飲みやすくなり、アルコール度数も抑えられるので、日本酒初心者にもおすすめです。
一般的に、日本酒と水の割合は8:2がバランスの良い割り方だと言われています。
この比率で割ると、日本酒の風味をしっかり残したまま飲みやすいアルコール度数に抑えることができます。
日本酒の水割りは、使用する水の種類によって味の印象が変わります。
冷蔵庫で冷やした軟水を使用するとまろやかになり、優しい米の風味を満喫することができるでしょう。
反対に硬水で割るとシャープで引き締まった味わいになります。
お湯割り
日本酒のお湯割りは寒い季節に特におすすめの割り方です。
お湯割りにすることで、湯気と一緒にふくよかな香りが立ち昇ります。
さらに、お湯で割ると水で割ったときよりも米の甘みが際立ち、マイルドで奥行きのある味わいになります。
割り方のコツは、初めに酒器に50度程度に温めたお湯をいれておいて、その後で、湯煎などで軽く温めた日本酒を注ぐことです。
そうすることで、お湯と日本酒がよくなじみます。
お湯割りも日本酒とお湯が8:2になるように割るのがおすすめです。
ロック
日本酒に氷を入れる日本酒ロックは、すっきりとしたクリアな味わいや喉ごしの良さが魅力です。
さらに、氷が溶けていくにつれて味わいが変化していくので、一杯の中で違った表情を感じられるのも日本酒ロックの好まれるポイントです。
ロックアイスのような大きめの氷を入れると、ゆっくりと氷が溶け日本酒がまろやかになっていく過程をじっくり堪能できます。
日本酒ハイボール
近年、人気が高まっているのが日本酒を炭酸で割る日本酒ハイボールです。
日本酒ハイボールは飲み口や後味が爽やかで飲みやすさ抜群です。
おすすめの割り方は日本酒と炭酸が1:1のバランスですが、日本酒の種類や味わいによって割り方の比率を変えても楽しめるので自分好みの比率を見つけてみてはいかがでしょうか。
日本酒ハイボールは、レモンやライム、かぼすなどといった柑橘類とも非常に相性が良いので、柑橘系の果汁を絞れば、日本酒ハイボールの良さである爽やかさがさらに際立つでしょう。
初心者にもおすすめ!日本酒の美味しい割り方
日本酒は割り方によって多様な楽しみ方ができ、相性の良い割りものもさまざまです。
ここからは、日本酒初心者にもおすすめの割り方や美味しい飲み方をご紹介します。
お茶割り
日本酒とお茶は意外な組み合わせのようにも感じますが、緑茶の清涼感と日本酒の甘みはお互いの良さを引き立てあってくれます。
氷を入れたグラスに日本酒を注ぎ、同量の緑茶で割れば、日本酒と緑茶、両方の味をしっかりと感じることがでる緑茶割りができ上がります。
また、あらかじめ緑茶を凍らせておいてそこに日本酒を注ぐ緑茶氷のロックもおすすめの飲み方です。
さらに、日本酒は緑茶以外のお茶で割っても美味しく飲むことができます。
例えば、抹茶の程よい苦味やウーロン茶の香ばしさも日本酒のまろやかさとよく合いますし、日本酒を紅茶で割れば香り高く高級感のある風味を楽しむことができます。
フルーツジュース割り
お酒初心者や甘いお酒が好きな人には、日本酒をフルーツジュースで割るのがおすすめです。
ジュースで割ることで、アルコール感がマイルドになり、甘みや酸味もプラスされるので格段に飲みやすくなります。
日本酒と相性の良い柑橘系のフルーツジュースで割る、桃ネクタージュースのような甘いジュースと日本酒でスイートカクテルのように楽しむ、トマトジュースとスパイスを合わせて刺激的なアレンジにするなど、幅広い楽しみ方が可能です。
様々な種類のジュースを使った割り方を試しながら、お気に入りの割り方を見つけてみてはいかがでしょうか。
日本酒はこちら
日本酒のアレンジレシピはこちら
日本酒は牛乳や乳酸菌とも相性が良い?
ここからは乳製品や乳酸菌飲料を使った日本酒の美味しい割り方をご紹介します。
「日本酒と乳製品が合う」と聞いてもピンとこない人が多いかもしれませんが、日本酒と乳酸は縁が深く、日本酒の醸造過程には乳酸菌が使われることもあります。
そういった背景もあり、日本酒は乳酸菌と相性が良く、さらに乳酸菌と相性の良い乳製品で割ることで日本酒の楽しみ方が深まります。
牛乳割り
日本酒と牛乳の甘さやまろやかさはよく合います。
日本酒を牛乳で割ると、牛乳が日本酒の辛さやアルコール感を包み込んでくれるので、アルコール感や刺激の強いお酒が苦手な人でも飲みやすくなります。
とろみを感じるような優しい味わいが牛乳割りの特徴です。
さらに飲みやすさを追求したい人は、牛乳割りにガムシロップや蜂蜜をプラスしてみても良いでしょう。
ヨーグルト割り
日本酒と乳製品は味がよくマッチしますが、日本酒とヨーグルトはともに発酵食品であり、さらに相性が良いと言えます。
シンプルに日本酒を冷たい飲むヨーグルトで割ってももちろん美味しいのですが、日本酒とヨーグルトのコンビネーションを楽しむ割り方はそれだけではありません。
例えば、耐熱カップで日本酒と蜂蜜とヨーグルトを混ぜ、電子レンジで温めれば、日本酒初心者でも美味しく飲めるホットヨーグルト酒が出来上がります。
日本酒とプレーンヨーグルトにフルーツジュースを合わせてつくるカクテルもおすすめです。
このように、日本酒とヨーグルトは冷やしても温めても美味しく、他のジュースとも合う万能のコンビです。
乳酸菌飲料割り
近年、日本酒を乳酸菌飲料で割った飲み方が支持を集めています。
作り方は、グラスにたっぷりの氷を入れ、日本酒と乳酸菌飲料を8:2の割合で混ぜ合わせるだけです。
気分や好みに合わせて日本酒と乳酸菌飲料の割合を変えてみても良いでしょう。
日本酒と乳酸菌飲料の相性が抜群で、この組み合わせにしか出せない独特の味わいがあります。
日本酒があまり得意でなかった人から新しい楽しみ方を発見したい日本酒好きの人まで、多くの人におすすめできる割り方です。
日本酒の意外な割り方やアレンジ
ここまで様々な日本酒の割り方をご紹介してきましたが、日本酒は意外な割りものとも合います。
少し冒険して、割りものをいつもと違うものにしてみるとアレンジの幅はさらに広がります。
そこで、意外に日本酒に合う割りものや割り方をいくつかご紹介します。
甘酒
美容や栄養に関心がある人に特におすすめなのが、日本酒の甘酒割りです。
意外な組み合わせではあるものの、米や米麹と水が原料の両者は相性が良くないはずがありません。
甘酒は「飲む点滴」や「飲む美容液」に例えられることもあるノンアルコールの清涼飲料水です。
甘酒で日本酒を割ることで、日本酒の華やかな香りと甘酒の優しい甘みが引き立てあいます。
味もよく美容面や健康面でも期待が持てる、一杯で二度美味しい割り方です。
おすすめの割り方のバランスは日本酒と甘酒が1:1ですが、好みに合わせて比率を変えてみても良いでしょう。
冷やしても温めても美味しいので、季節を問わず一年中楽しめるのも甘酒割りの魅力です。
また、日本酒スパークリングと甘酒もよく合います。
コーヒー
日本酒と相性がいい意外な割りものとしてコーヒーも挙げることができます。
コーヒーの苦味やフルーティーさと日本酒の甘味や酸味がマッチし、混ぜ合わさると驚くほど飲みやすくなります。
日本酒とストレートのコーヒーを1:1のバランスで割れば素材の味を堪能しつつ飽きずに飲める大人の味わいになりますし、ガムシロップやミルクを足せばさらに飲みやすさが増します。
たっぷりの牛乳や豆乳と合わせて、カフェラテやソイラテのようなアレンジにしても美味しく飲むことができます。
また、日本酒のコーヒー割りも様々な温度帯のアレンジを楽しむことができます。
夏には氷を入れてキンキンに冷えたアイスコーヒー風、冬にはコーヒーカップでホットカフェラテ風など、季節や気分に合わせてアレンジを工夫してみるのもおすすめです。
割り方を工夫して日本酒の世界を広げよう
様々な日本酒の割り方をご紹介しましたがいかがでしたか。
日本酒は割り方を工夫することで多様な楽しみ方ができるということがお分かりいただけたのではないでしょうか。
今回紹介したもの以外にも、日本酒に合う割りものはたくさんあるので、いろいろな割り方を試してみればお気に入りの味に出会えるでしょう。
白鶴公式サイトでは日本酒を使ったアレンジレシピもご紹介しているので参考にしてみてください。
さらに、白鶴オンラインショップでは様々な種類や味わいの日本酒を販売しています。特徴別に商品を探すこともできるので、それぞれに合う割り方を想像しながら商品を探してみても楽しいでしょう。
日本酒はこちら
日本酒のアレンジレシピはこちら